にんにくの生産国、第1位は?
スーパーマーケットには、日本で作られた野菜もたくさん販売されていますが、にんにくに関して言えば、国産のものは希少な存在かもしれません。
なぜならにんにくの生産国としては、中国がダントツだからです。2012年のデータでは、世界全体の生産量のうち、中国が81%を占めるという結果になりました。その生産量は2,000万トンと、2位のインド115万トンとは比べものにならないほど、とてつもない量を誇っています。
次いで3位は韓国33万9,113トン、4位はエジプト30万9,155トン、5位はロシア23万9,312トンという結果でした。そして日本はというと、生産量ランキングでは33位と、決して上位とは言えません。生産量も2万1,500トンと、5位のロシアに比べても大差をつけられています。
このような結果を踏まえると、スーパーマーケットで販売されているにんにくの多くが中国産というのも、当たり前と言えば当たり前の結果なのかもしれません。
日本で有名なにんにくの産地と言えば
先ほど紹介したように、にんにくの主要生産国と比べると日本のにんにく生産量は少し寂しい結果となりましたが、だからと言って日本にはにんにくの生産が盛んな土地がないというわけではありません。
日本では、青森県がにんにくの産地としてとても有名です。2013年に公表されたにんにくの収穫量ランキングでも、青森県がぶっちぎりの1位となっており、その収穫量は1万3,600万トンにも上ります。
青森県と言えばりんごの産地というイメージが強いですが、にんにくを使ったサプリメントのCMなどの影響で、青森県に対してにんにくの産地というイメージを強く持っている方も多いのではないでしょうか。
青森県を代表する「にんにくの町」
青森県の中で、とりわけにんにくの生産やアピールに力を入れている町があります。それが「青森県田子町」です。この「田子町」という町の名前自体も、サプリメントのCMなどですっかりおなじみかもしれません。
1993年にオープンした「田子町ガーリックセンター」は町の人気施設で、施設では販売所でのショッピングやレストランでの食事を楽しむことができます。レストランではもちろん、にんにくを使ったメニューを味わえ、中には「にんにく入りソフトクリーム」という一風変わったメニューもあります。
さらに販売所では、約200品目にも及ぶにんにく関連商品が販売されており、まさににんにく好きには堪らない施設となっています。