栄養価が高く、お料理に使うと味が深くなり美味なにんにく、実は花まで食べられる優れものなのです。
にんにくの花ってどんな花?
にんにくは、ユリ科ネギ属の植物です。百合根と同様、球根部を食しますが、
固くなる前の葉や茎も食べられます。にんにくの花は、茎が伸びた頭につきます。
形はたくさんの短い枝状のものが出て先に小さな花がつく散形花序です。
花の色は、白から紫色で、ネギ坊主状の頭頂花は、よく見ると小さな6弁の花の集まりになっています。
とても可愛らしい花ですが、花が咲くころには、食用になる球根の部分がやせ細ってしまうために、
通常は、花が咲く前に収穫されます。花がついた後、種のようなものができますが、
それでは繁殖させることができないため、タネを取る意味がないために、
花を待たずに収穫されるので、ほとんど見ることができない幻の花ともいえます。