生にんにくはカビが生えやすい?
生にんにくにはアリシンが豊富に含まれているため健康に良いと言われており、1日1かけら程度を食べると活力のある毎日を過ごすこともできます。
しかし、生にんにくはカビが生えやすいとも言われているため、長期的に保存することが難しいようです。
生にんにくは乾燥しているにんにくと比較をすると水分量が多く、それがカビを引き起こす要因となっています。
保存するという点から考えると、乾燥したにんにくを購入した方が良いと思われがちですが、乾燥にんにくは小さいものがほとんどで、生にんにくのようなホクホク感を味わうことができません。
また、値段も安価ですが海外産であることも多いので国産の安心感もありません。
普通の乾燥にんにくを購入する時は、使用用途を考えて購入するようにしましょう。
保存方法を工夫してカビを防ごう
カビが生える前に調理してしまえば良いのですが、にんにくを食べすぎてしまうと健康被害が起きてしまうことがあります。
にんにくは体の悪い菌を減らすと言われていますが、食べ過ぎてしまうと良い菌まで殺してしまい、下痢になってしまう可能性があるのです。
また、刺激も強いため胃が痛くなったり胃もたれを起こす原因にもなります。
そして何より食べ過ぎた翌日は口臭がきつくなってしまうため、それを懸念する人が多いです。
もったいないからと、むやみやたらに食べるのはおすすめできません。
にんにくをなるべく長期保存する方法を上手く活用して、おいしい生にんにくを味わいましょう。
◎常温保存の場合
1週間程度の保存であれば、湿気の少ない涼しい場所で保管しましょう。
ただし、温度が高くなると発芽してしまうので、夏場の常温保存は避けてください。
◎冷蔵保存の場合
1ヶ月程度保存する場合は、新聞にくるみ冷蔵庫で保存しましょう。
なるべく温度の低い場所で保存をすると2ヶ月程度は持つようです。
この方法は丸ごとのにんにくを保存する場合のみ有効で、使いかけのにんにくの場合、密封をしても3週間程度しか保存が効きません。
◎冷凍の場合
にんにくは冷凍保存することも可能です。
なるべく長く保存したい場合は冷凍が一番で、2ヶ月程度の保存が可能になります。
剥いたにんにくを袋に入れて保存をするだけです。
冷凍にするのであれば、すりおろしの状態でも保存することができるので、例えば製氷皿にすりおろしにんにくを入れて保存しておくと、1回分ごとに保存できるので利用する時に便利です。
この他にも料理で使うようにオリーブオイルに漬ける方法もあります。
常温で保存しても1年程度持たせることもできます。
ただし、容器をしっかり熱湯消毒しておかないとオリーブオイル漬けにしても長期保存が難しくなってしまうので気を付けましょう。
にんにくは基本的に乾燥しているものが多く、保存をするのに適していますが、普段にんにくを使うといっても1かけら程度という人がほとんどでしょう。
料理するたびに新しいにんにくを購入するのは不経済ですので、普段の使用頻度に応じて保存方法を変えてみてはいかがでしょうか。
そうすればきっと生にんにくにカビが生えてしまうこともなくなり、いつでもおいしいにんにくが味わえるようになります。