にんにくには貧血以外に副作用はあるのか?
・胃腸障害
にんにくは刺激が強い食材です。
いくら胃腸が強いからと言って食べすぎてしまうと、胃腸を荒らしてしまい胃のムカつきやお腹がむず痒くなる可能性があります。
これは、胃腸を荒らしたせいで起こる症状なので量を減らしたり、なるべく空きっ腹でにんにくを食べないようにしましょう。
・胃痛や腹痛
上記ではムカつきやむず痒さ程度ですが、それ以上の刺激があると痛さにつながってしまいます。
元々にんにくは適度に摂取すると胃を刺激して消化促進効果に働きかけるのですが、食べ過ぎてしまうと刺激が強くなり、それが痛さにつながってしまいます。
・便秘や下痢
にんにくには殺菌作用があり、腸内の悪玉菌減少や毒素排出にも効果が期待できます。
さらに腸の働きを高めてくれるため、整腸作用も持っています。
しかし、食べ過ぎると整腸作用が強くなってしまい、下痢になりやすいのです。
また、殺菌作用が強いことで悪玉菌だけでなく善玉菌まで殺菌してしまうことでうまく消化吸収ができなくなってしまい、便秘にもつながりやすいと言えます。
・口角炎、舌炎、皮膚炎
腸は様々な役割を果たし、「第二の脳」と呼ばれる程、体全体に影響を与える部位です。
そんな腸がにんにくの食べ過ぎにより荒れてしまうと、体内でビタミンを作り出す菌まで殺菌してしまう可能性があり、ビタミンの欠乏症が起こってしまうかもしれません。
例えばB2はビタミンの中でも不足しやすく、口角炎や舌炎、皮膚炎といった皮膚に関する症状を招いてしまう可能性があります。
・アレルギー
にんにくに含まれるアリシンがジアリルジスルフィドに変化するとアレルゲンとなり、アレルギー症状を発症してしまう恐れがあります。
もしも食べ過ぎた後にアレルギー症状(皮膚炎など)が起きた場合は、早めに医療機関へ受診するようにしましょう。
にんにくは普通に食べていれば問題なし!
にんにくを食べると血液サラサラ効果など、健康に良い効果もたくさん期待できますが、食べ過ぎてしまうとかえってヘモグロビンを壊してしまい貧血になる可能性が高くなってしまいます。
特に現在貧血気味の方や、にんにくを1日にたくさん食べているという人は、貧血症状が起きないように気を付けましょう。
また、血液凝固系の障害を持っている方は特に気を付けてください。
にんにくは適度な量を食べて、健康維持に役立てましょう。