ニオイが気にならないというハーブにんにくをご存知でしょうか?
店頭などで見かけることはまだ少ないですが、普通のにんにくと見た目や味も特に変わらないことから注目を集めています。
今回は、ハーブにんにくについての特徴や秘密に迫ってみましょう。
■ハーブにんにくとは?
ハーブにんにくは、見た目や扱い方は通常のにんにくと全く変わりありません。
にんにくの風味やニオイはそのままですが、特殊なハーブエキスを加えることによって食べた後、にんにく特有のニオイが残りにくくなります。
ハーブにんにくの商品を取り扱っているメーカーでは、合成着色料や保存料、PH調整剤は一切使用せず、ハーブは農家から直接仕入れ、にんにくは青森県産のものを使用するなどこだわりのあるところもあります。
にんにくは食欲をそそる存在ですが、その後のニオイは不快に感じてしまうことが多いものです。
しかし、そのニオイをハーブという自然植物が持つ消臭力で、食物が放つ香りだけ残し、食後のニオイを軽減させることを実現できました。
ハーブの香りがするわけではないので、ハーブがちょっと苦手という人でも美味しく食べられるという点がポイントです。
体内に入ったハーブエキスが気になるニオイをしっかり覆ってくれるのですぐに口臭がなくなるという優れものの食材となっています。
■無臭にんにくとの違い
にんにくを食べたいけれどニオイが気になるから食べられないという人にために最初に生み出されたのが「無臭にんにく」です。
無臭にんにくには、様々な加工法がありますが品種改良によってにんにく自体のニオイを無くしたものが一般的にとらえられているようです。
しかし、加工法によってはどうしてもニオイと共に旨味まで消し去ってしまうことが多く、美味しさの面からすると劣ってしまうのが難点になってしまいます。
そして、にんにくのニオイの原因とも言われる「アリナーゼ」の働きを薬品によって処理してしまうので有効な成分まで失ってしまうのです。
これによって無臭どころか、栄養価値の低い食材へと変化してしまうことになるでしょう。
これに対しハーブにんにくは、アリインをアリシンまで分解させ食材としての有効成分をたっぷり確保しながら食後のニオイだけはしっかり取り除いてくれる有能なにんにくです。
食欲をそそるにんにくの良い香り、不快なニオイどちらも自然植物のニオイによって和らげるのが一番の魅力ではないでしょうか。