にんにくの漢字ってどんなの?
普段スーパーやレストランのメニュー表などでもよく見かける「にんにく」。
このにんにくは表記される場合、その多くはひらがなやカタカナを使いますが、
実は漢字もきちんと存在しています。
にんにくにはいくつかの漢字があり、
「大蒜」「葫」「葱蓐」「忍辱」と書くことがあります。
すべて漢字は違いますが、どれもにんにくと読むのです。
「蒜」は音読みでサン、訓読みでにんにく、ひる、のびると読みます。
この漢字の意味は、葉が細長くて花の色は白、かすかに紫がかっていて、
地下茎も葉も食用にでき、強いにおいがあることを意味しています。
日本では、食用で香りの強い植物を総称したときに「蒜(ひる)」と呼んでいましたが、
ノビルと区別するために「大蒜(おおひる)」と呼んでいました。
この大蒜という呼び方は、主に明治時代までに使われていた言葉だそうです。
また、中国ではにんにくを漢字で「蒜(サゥン)」「葫(コ)」とも書き、
呼び方もいくつかあります。