毎年インフルエンザの流行シーズンが近づくと、その予防に熱心になる方も多いのではないでしょうか。
一度インフルエンザでツラい経験をした方だと、「もうインフルエンザにはかかりたくない」という思いがあるので特に予防には熱心になるかもしれません。
そんなインフルエンザの予防には「にんにく」もオススメなんですよ。今回はなぜにんにくがその予防に効果的なのかという理由を中心に情報をお届けします。
にんにくが抗ウイルス作用を発揮
にんにくがインフルエンザ予防に効果を発揮するメカニズムについては、まだハッキリとは解明されていない部分もあります。しかしながら、にんにくが持つ抗菌作用や殺菌作用が生み出す「抗ウイルス作用」によって、インフルエンザへの予防効果が発揮されているのではないかという考えが一般的になっています。
にんにくに含まれる「アリイン」が調理過程を経ることで「アリシン」へと変わっていきます。このアリシンこそ、にんにくが持つ強い抗菌力・殺菌力の源となっている存在です。こうした特性によって抗ウイルス作用が発揮され、インフルエンザあるいは風邪の予防につながるとされています。
にんにくを食べていれば安心という訳ではないけれど…
このようにインフルエンザへの予防効果も期待できるにんにくですが、当然のことながらにんにくを食べていればインフルエンザにならないという訳ではありません。あくまでも「予防効果が期待できる」ということなので、人によってはその予防効果が実感できずにインフルエンザになってしまうこともあります。
ですが、インフルエンザ予防に努めているという方にとっては、にんにくは試す価値のある存在と言えます。「体調を崩したくない」というときには、是非にんにくからパワーをもらいましょう。
アリシンを摂取するために
上記にもあるように、アリシンというのはにんにくを調理する過程で生まれてくるものです。刻んだりすりつぶしたりしないとアリインがアリシンへと変化しないので、インフルエンザ予防としてにんにくを食べる際にはその点も心がけるといいでしょう。
また、刻んだりすりつぶしたりしたにんにくからは、アリシンがどんどんと流れ出ていってしまっています。ですから調理後はなるべく早く食べきってしまうことが、アリシンの摂取には大切なポイントと言えます。